1973年越前市に生まれる。(一人っ子)
休日の休みもとらずに働く父と母の背中を見て、「この仕事だけは絶対したくない。」とに心に思う。
21歳,父が死去。嫌々ながらも「紙漉き」をする。 26歳、母が死去。
30歳結婚。(後に3人の子供に恵まれる。)
33歳今まで納めてた紙が、下請けカットのため大半の売上が吹っ飛ぶ。
この年に初めて製品開発を行う。失敗と模索が続く。(当たり前といえば、当たり前)
36歳「フォト和紙」が完成。完成するも販路がない。(もの作りにありがちなパターン)
販路を模索するうちに色々な人に会うようになる。
38歳「フォト和紙」がカメラ日和に載り、ちょっと自信がわく。
嫌で嫌で仕方なかった「紙漉き」。
色々なことがあって続けるようになった「紙漉き」。
最近はお客様の笑顔にする「紙漉き」でありたいと思えるようになりました。
信洋舎製紙所 福井県越前市定友町2-13
創立:1888年 明治時代の建物と 機械がそのまま残っております。
従業員 一人 西野正洋
信洋舎製紙所は1888年に創業されました。
明治時代の創業時には最大で50人前後の職人を抱え越前和紙の一時代を築き、その当時開発した紙 三椏局紙(ミツマタキョクシ)はパリの万博で金杯、アメリカシカゴの博覧会でも称賛をうけます。
(オーストリアの製紙会社がこれに似せ模造紙の語源となりました。)
しかしながら戦争と高度成長期を迎え、大量生産大量消費の時代を迎え事業は縮小していきます。
何事も絶えず変わらないものはなく、伝統も変化していくことで受け継がれていきます。
「フォト和紙」は私一人で作る小さな手仕事。写真たてに、スクラップブッキングに、壁に飾ったり、あなたの思い出の写真に使っていただけると嬉しいです。